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部会の目的 本部会は、独創的医薬の創製を目標に、関連する基礎ならびに応用の分野で研究に携わる部会員の研究発表、知識の交換ならびに部会員相互および国内外関連諸団体との連携の場として、医薬化学に関する学術の進歩普及、新薬開発研究基盤の充実強化をはかり、もって薬学会、製薬関連産業の発展に寄与する。
部会長挨拶

医薬化学部会長
高山 廣光
(千葉大学大学院薬学研究院)

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上野裕明前医薬化学部会長からバトンを受け取り、2017年4月より2年間、日本薬学会・医薬化学部会長として、決して平坦とは言えない道を先頭に立って走ることになりました千葉大学の高山廣光と申します。何卒、宜しくお願い申し上げます。

皆様ご存知の通り、日本薬学会医薬化学部会は日本薬学会で最初に発足した部会であり、1991年の創設以来「独創的医薬の創製を目標においた、関連する基礎ならびに応用の分野で研究に携わる部会員の研究発表、知識の交換ならびに部会員相互間および国内外関連学協会との連携の場となり、医薬化学に関する学術の進歩普及、新薬開発研究基盤の充実強化をはかり、もって薬学会、製薬関連産業の発展に寄与することを目的」にユニークな事業や活動を様々に展開して参りました。本部会は、現在、1600名強の部会員と製薬企業を中心とした25社の法人部会員から成り、33名の部会役員(常任世話人)により組織が運営されています。企業とアカデミアからバランスよく参加•参画いただいている点が本部会の大きな特徴です。

本部会における最大のイベントは2017年度で第35回目を迎える「メディシナルケミストリーシンポジウム」の開催で、例年約150の演題と600名を超える参加者による活発な討論が行われており、「医薬化学に関する学術の進歩普及、新薬開発研究基盤の充実強化」に長年に亘り貢献してきたと自負しております。また、地域の創薬化学研究の活性化、若手研究者の育成を目指した合宿形式のセミナー「創薬懇話会」(年1回、参加者約80名、講演等約10件)の開催、そして創薬研究者を目指す大学生を対象として製薬企業で活躍する研究者が創薬について経験談を交えて講義する「創薬人育成事業」(全国8地域で年約20回)の開催を通して、大学生や若手研究者の教育•育成にも力を入れています。さらに、部会誌「MEDCHEM NEWS」を発行し(年4刊)、新薬開発研究の最前線、創薬に携わる研究組織の紹介、医薬化学関連分野のオピニオンリーダーによる巻頭言、話題となっている創薬研究テーマに関する特集などの記事を毎号掲載することで本誌は部会員に対する情報提供誌として極めて重要な役割を果たしています。国際交流活動としては、アジア医薬化学連合(AFMC)の支援(AFMCの国際医薬化学シンポジウム:AIMECSの開催)を中心に、日独、日中、日韓、日豪などの二国間合同シンポジウムの開催を支援しています。また、創薬の発展に寄与するブレークスルーの内容を含む研究成果をあげた研究者に「医薬化学部会賞」(2件以内/年)を授与しています。このほか、日本薬学会の「日本薬学会創薬科学賞」の選考支援、「創薬セミナー」の開催支援、日本化学会の医農薬化学ディビジョンとの連携なども行っています。

近年、メディシナルケミストが得意としてきた低分子創薬の頭打ちに直面し、製薬企業ではバイオ医薬品などの開発に重点を置く 動きを加速させていますが、この大きな流れは大学での研究、教育にも少なからず影響を与えていると感じています。創薬を志して薬学部に入学し、大学院に進学することで医薬化学に関する様々な知識や技能を習得した学生の多くが、企業のメディシナルケミストリーを活かしたポジションに就けないのが現状かと思います。急速に変化している創薬現場の実情を正確に把握した上で、企業が求める人材像とそのための教育内容について、日本の将来の創薬のあり方を含め議論し、方向性を示すことが本部会の社会的役割の一つと考えています。前年度には本部会内に「創薬ニューフロンティア検討会」が立ち上がりましたので、若手のリーダーによる本案件に関する議論の展開を期待しています。また、上記しました部会誌「MEDCHEM NEWS」はこれまで部会員の皆様から高い評価を頂戴していますが、本領域に於ける重要な情報発信媒体として一般公開を求める多くの声を耳にします。そこで、社会的要請に沿い、本誌アーカイブ版のJ-STAGEによる一般公開を計画しています。情報公開を通しての社会一般からのフィードバックを取り入れることで医薬化学部会ひいては日本の創薬の発展に貢献していきたいと考えています。

部会長拝命以来「任重くして道遠し」の想いですが、この重要な変革期にあたり医薬化学部会常任世話人会の先生方と共に一致団結して、日本の将来の医薬化学のあるべき姿の実現に向けて、少しでも貢献できるよう努力して参る所存でございます。部会員をはじめとした皆様の常々のお力添えは何よりも心強いものでございます。今後ともご支援の程宜しくお願い申し上げます。

資料参照

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